火蓋を切る/ひぶたをきる

意味

火蓋を切るとは、競争・試合・戦争などが始まる。物事に着手する。行動を開始する。

語源・由来

「火蓋」とは火縄銃の火皿を覆う蓋のことで、「切る」は「開く」「外す」などの意味。
弾を撃つためには火蓋を開き、火縄の火を火薬に点火するため、戦いを始めることを「火蓋を切る」と言うようになった。
そこから意味が派生し、物事の着手や行動を開始する意味で使われるようになった。
「火蓋を切って落とす」や「火蓋が切って落とされる」と言われることもあるが、「幕を切って落とす」と混同したもので誤用である。

類語・言い換え

開始する/開幕する/幕を開ける/幕を切る/幕を切って落とす/始める/スタートする/出発する/発進する/出立する/着手する/手を付ける/取り掛かる/始動する/狼煙を上げる/御輿を上げる/口火を切る

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