不届き/ふとどき

不届きの意味

不届きとは、配慮・注意が行き届かないこと。不注意なこと。道理や法にそむく行いをすること。不埒なこと。

不届きの語源・由来

古くは、不届きを「ぶとどき」ともいい、文字通り「届かないこと」の意味であった。
届かない対象が「法」や「道理」に当てられて、道や法にそむいた行為を意味するようになり、転じて「不埒なこと」「不注意なこと」も意味するようになった。
不届きは、中世後期以降、文書用語として用いられた言葉で、近世以降、武士の会話の中でも使われるようになった。
町人の間では、武士の威圧的な態度を表す言葉と受け取られ、武士をからかう際に「不届き」が用いられることもあった。

不届きの類語・言い換え

不行き届き/不始末/なおざり油断/不注意/不備/不徹底/不用心/抜かり/手落ち/手抜かり/不倫/罪作り/背徳/不徳/不道徳/不徳義/不適切/不遜/不謹慎/横道/非道/不当/不正/不法/非法/曲事/恥知らず/ハレンチ/不埒/とんでもない/もってのほか/許されない/けしからん/あるまじき/沙汰の限り/論外/言語道断/問答無用/横柄傍若無人

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