妾
【意味】 妾とは、正妻のほかに、扶養する女性。二号。側室。
【妾の語源・由来】
妾は、目を掛けて世話をすることから出た語で、本来は「目掛け」。
「めかけ」は中世末期から見られる語で、同じ時期には、手を掛けて愛することから「てかけ」という語もあった。
『日葡辞書』には、「めかけ」や「てかけ」の他に「目見せ(めみせ)」の語も見られる。
漢字の「妾」は、「立」と「女」ではなく、「辛」と「女」が合わさった字。
「辛」は捕虜や罪人に入れ墨のしるしをつけることを示し、「妾」は入れ墨をした女奴隷の意味する漢字である。
そこから、女性を卑しめていう言葉、また身近に接して世話をする女性をさす言葉となり、「めかけ」の当て字として「妾」が用いられるようになった。
また、「妾」は「わらわ(「童」と同源)」とも読み、女性が自らを謙遜していう語として、近世の武家の女性が用いた。
【関連語】
| 愛(あい) | 居候(いそうろう) | 入れ墨・刺青(いれずみ) |
| 依怙贔屓(えこひいき) | 奥様(おくさま) | 夫(おっと) |
| 女(おんな) | 寡婦・寡夫(かふ) | 後家(ごけ) |
| 腰元(こしもと) | 細君(さいくん) | 竿師(さおし) |
| ジゴロ | 世話(せわ) | 側室(そくしつ) |
| 玉の輿(たまのこし) | 旦那(だんな) | 美人局(つつもたせ) |
| 妻(つま) | 手塩に掛ける(てしおにかける) | 二号(にごう) |
| 女房(にょうぼう) | パトロン | パラサイトシングル |
| 贔屓(ひいき) | ヒモ・紐(ひも) | 夫人(ふじん) |
| マダム | ミス(未婚女性) | ミセス |
| 未亡人(みぼうじん) | 目・眼(め) | 養う(やしなう) |
| 寡・寡婦・鰥夫(やもめ) | 嫁(よめ) | 若いツバメ(わかいつばめ) |
| 童(わらわ) |
