もみあげ
【意味】 もみあげとは、耳の前にはえさがった髪の毛の一部分。もみ上げ。モミアゲ。
【もみあげの語源・由来】
もみあげは、寛永から正保の頃、武家の下々の者がロウソクの溶けたものに松脂を加え、はえさがっている「もみあげ」を上げて「鬼ひげ」にしたことから、「あげ」の呼称がついたという用例が「落穂集」にあり、漢字で「揉み上げ」と書くように、古くは耳の前の毛を揉んで上げていたことが語源とされる。
この他、下がっている毛が「上げ」と呼ばれる理由に、日本髪では鬢付け油を使い上げていることからも伺える。
江戸時代には「耳脇毛(みみわきげ)」が訛り、「もみあげ」になったとする説が出るなど、もみあげの語源は古くから疑問を持たれている。
また、お年寄りの中には「もみあげ」を「もみさげ」と呼ぶ人もいる。
昔は上がっている状態を呼び、現在は下がっていることを考えると正しい気もするが、揉んではいないので、江戸時代の上方で呼ばれてた「はえさがり」が妥当と思える。
【関連語】
| 頭(あたま) | 油・脂・膏(あぶら) | 項(うなじ) |
| 鬼(おに) | 顔(かお) | カツラ・鬘(かつら) |
| 髪(かみ) | 体(からだ) | 金柑頭(きんかあたま) |
| 毛(け) | 蟀谷(こめかみ) | 鬣(たてがみ) |
| ハゲ・禿(はげ) | 禿げ茶瓶(はげちゃびん) | バリカン |
| 髭・鬚・髯(ひげ) | 鬢(びん) | 睫・睫毛(まつげ) |
| 眉(まゆ) | 耳(みみ) | 耳たぶ(みみたぶ) |
| モヒカン | 蝋燭(ろうそく) |
