にせ
にせとは、本物に似せて作ったり、見せかけること。また、そのもの。
にせの語源・由来
にせは、「似るようにする」「まねる」などを意味する動詞「にす(似す)」の連用形が名詞化した語。
「にせ」は「本物ではない」というところから、「ごまかす」「偽造する」といったマイナスのイメージが含まれがちだが、「似せる」や「真似る」が必ずしもマイナスの意味だけでないように、「にせ」という語自体に悪い意味は含まれておらず、その前後から善悪が分かれる言葉である。
漢字「偽」の「為」の原字は、「手」と「象の形」を表した文字で、人間が象を手なずけるさまを表しており、作為によって本来の性質や姿をなおす意味が含まれている。
その「為」に「人」が付いた「偽」は、人間の作為によって姿を変える、うわべをつくろう意味がある。
「贋」の漢字は、「雁」と「貝」からなる字だが、「雁」は格好良く飛ぶ鳥を表し、「貝」はお金を表す。
形よく整えた財物を表していたところから、形だけ整えて似せた偽物の意味となった。
にせの関連語
| 欺く(あざむく) | 如何わしい(いかがわしい) | イカサマ |
| 偽る(いつわる) | イミテーション | インチキ |
| 嘘(うそ) | 嘘の皮(うそのかわ) | 嘘八百(うそはっぴゃく) |
| エセ・似非(えせ) | 貝(かい) | 海賊版・海賊盤(かいぞくばん) |
| ガセ | 形(かたち) | 金(かね) |
| カリ・雁(かり) | ガン・雁(がん) | 食わせ物・食わせ者 |
| コピー | 誤魔化す(ごまかす) | 姿(すがた) |
| ゾウ・象(ぞう) | 騙くらかす(だまくらかす) | 騙す(だます) |
| ダミー | 手(て) | 手懐ける(てなずける) |
| デマ | 似て非なるもの | 似る(にる) |
| 人間(にんげん) | パチモン | ばったもん |
| はったり | 人(ひと) | フェイク |
| 本当(ほんとう) | まがい物(まがいもの) | 真っ赤な嘘(まっかなうそ) |
| 真似(まね) | まやかす | 疑き(もどき) |
| 羊頭狗肉(ようとうくにく) |
