大童
【意味】 大童とは、夢中になってすること。なりふりかまわず、一心にすること。また、そのさま。大わらわ。
【大童の語源・由来】
大童は、髪の乱れの形容から生まれた語である。
「童」は元服前の子供(3歳から10歳くらい)のことであるが、子供が髪を束ねないで垂らしているその髪形もいう。
大人はきちんと髪を結っているが、戦場で兜を脱ぎ捨てると髪が乱れ、童のようになることから、髪を乱して奮戦するさまを「大きな童」で「大童」と言うようになり、一心不乱になって行うさまも「大童」と言うようになった。
「童」の語は「乱れる」という意味に由来するため、髪形に関係なく、取り乱して大慌てすることから「大童」になったとも考えられるが、『平治物語』の「冑も落ちて、おほわらわになり給ふ」など、髪の乱れをいったものが多いことから、子供のように乱れた髪に由来すると考えた方が良いであろう。
【関連語】
| 慌てる(あわてる) | 一大事(いちだいじ) | 一目散(いちもくさん) |
| 一生懸命(いっしょうけんめい) | 一心不乱(いっしんふらん) | 兜(かぶと) |
| 髪(かみ) | 我武者羅(がむしゃら) | きりきり舞い(きりきりまい) |
| 子(こ) | 散切り(ざんぎり) | しゃかりき |
| 遮二無二(しゃにむに) | てんてこ舞い(てんてこまい) | テンパる |
| てんやわんや | 熱心(ねっしん) | 背水の陣(はいすいのじん) |
| パニック | 只管(ひたすら) | 武士(ぶし) |
| 乱れる(みだれる) | 向きになる(むきになる) | 夢中(むちゅう) |
| 無二無三(むにむさん) | 童(わらわ) | 童(わらべ) |
