太鼓持ち
【意味】 太鼓持ちとは、人にへつらい機嫌をとる者。宴席などに出て客の機嫌を取り、その席をとりもつことを職業とする男性。幇間。
【太鼓持ちの語源・由来】
人にへつらって機嫌を取る人をいうようになったのは、宴席などで席を取り持つ職業の「太鼓持ち」からであるが、太鼓も持たないこの職業が「太鼓持ち」と呼ばれるようになった由来は定かでなく、語源は以下のとおり諸説ある。
太鼓の演奏でうまく調子を取ることと、大尽の調子を取ることを掛けたとする説。
踊りやお囃子などで、鉦を持たない者は太鼓を持っていることから、「鉦」を「金」に掛け、金持ちに合わせて調子を取るところからとする説。
相手をおだてたり褒めたりすることを「持ち上げる」というが、太閤の機嫌を取るためにおだてることを「太閤を持ち上げる」の意味で「太閤持ち」といい、それが「太鼓持ち」になったとする説など。
この職業の正式名称は「幇間(ほうかん)」なので、太鼓持ちの当て字として「幇間」が用いられることもある。
【関連語】
| 宴(うたげ) | 内股膏薬(うちまたこうやく) | お座成り(おざなり) |
| 煽てる(おだてる) | 踊り・躍り(おどり) | お囃子(おはやし) |
| 阿る(おもねる) | 金(かね) | 鐘・鉦(かね) |
| 機嫌(きげん) | 媚びる(こびる) | 胡麻を摺る(ごまをする) |
| 秋波(しゅうは) | 太鼓(たいこ) | 大尽(だいじん) |
| ちやほや | 調子(ちょうし) | 提灯持ち(ちょうちんもち) |
| 日和見(ひよりみ) | 諂う・諛う(へつらう) | 幇間(ほうかん) |
| 褒める・誉める(ほめる) | 洞ヶ峠(ほらがとうげ) | 水商売(みずしょうばい) |
| 持つ(もつ) | ヨイショ |
